都立墨東病院 新たに11人の感染確認 計23人に 新型コロナ

都立墨東病院 新たに11人の感染確認 計23人に 新型コロナ
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東京都は感染症の指定医療機関の「都立墨東病院」で、新たに11人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。この病院の関係者で感染が確認されたのは合わせて23人となり、病院は新規の入院や外来の受け入れなどを20日から順次、原則として中止することを決めました。
「都立墨東病院」で新たに感染が確認されたのは入院患者3人と看護師など合わせて11人です。病院ではこれまでに合わせて12人の感染が確認されていて、病院の関係者で感染が確認されたのは合わせて23人となりました。このうち患者1人が死亡しています。

病院では新型コロナウイルスに感染した患者を受け入れていますが、感染が確認された23人はいずれも感染症の専用病棟とは異なる一般病棟で入院や勤務をしていた患者や看護師などだということです。

病院は一般病棟で感染者が多数確認されたことから、新規の入院や外来の受け入れ、緊急でない手術を20日から順次、原則として中止することを決めました。一方、救急医療、周産期医療、小児救急医療、精神科救急医療、新型コロナウイルスの感染者の受け入れは継続することにしています。

都立墨東病院の上田哲郎院長は「院内感染の可能性が高いと思うが、すべてが院内感染では説明できない部分もある。さらなる感染拡大がないよう予防策の問題点を至急検証し対応策を講じたい。地域医療に影響が出るので、救急や周産期医療などはこのまま頑張りたい」と述べました。