3連休での“警戒感緩み” 乗り換え検索データでも裏付け

3連休での“警戒感緩み” 乗り換え検索データでも裏付け
新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては、先月下旬の3連休で人出が増え、感染の警戒感に緩みが出たとも指摘されています。電車の乗り換え方法を調べる検索データからも、この緩みが浮かび上がっています。
ヤフーは、電車の乗り換え方法を調べるサービスで、上野駅や新宿駅など首都圏の主要な駅を目的地として検索されたデータの量の推移をプライバシーを保護した形で分析しました。

このうち、土日に上野駅を目的地として検索された量を見ると、ことし2月の半ば以降、検索量が減っていき、3月7日と8日は、1月上旬から2月上旬までの土日の平均と比べて、45.3%減少しました。

ところが、3月14日と15日の土日は38.4%の減少となり減少幅が縮小に転じ、3月20日からの3連休になると減少幅は23.8%と、さらに大きく縮小しました。

3連休に上野駅に出かけようとした人が増えたことを示していて、ヤフーは「花見を目的にした移動が多かったと推測される」と話しています。

その後は、都内で外出の自粛が強く呼びかけられたことで検索量が再び減少し、政府の緊急事態宣言が出て初めての土日となった今月11日と12日は87.8%の減少と、大幅な減少になりました。

上野駅以外の主要な駅で見ても、傾向は大きく変わっておらず、電車の乗り換え方法を調べる検索データからも、3連休の緩みが浮かび上がっています。