医療現場向けフェイスシールドなど 大手メーカーが大幅増産へ

医療現場向けフェイスシールドなど 大手メーカーが大幅増産へ
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新型コロナウイルスの感染拡大で医療の現場で不足しているフェイスシールドなどについて、産業用ゴーグルで国内最大手のメーカーが大規模な増産に乗り出すことがわかりました。来月以降、100万個以上を増産するということです。
新型コロナウイルスの感染拡大で医療現場では、医師や看護師が飛まつから身を守るために顔につけるフェイスシールドやゴーグルが不足しています。

このため産業用ゴーグルの国内最大手で、東大阪市に本社がある「山本光学」は、政府からの打診を受けて大規模な増産に乗り出すことになりました。
地元の金型メーカーや材料メーカーなどの協力を得て増産する体制が整い、来月からの4か月間で、従来から生産・販売しているフェイスシールド、ゴーグル、保護メガネ、合わせて100万個以上を増産する計画です。

感染の拡大に伴って粗悪品や模倣品も流通しているということで、経済産業省では国内の有力メーカーが大幅な増産に乗り出すことで品薄の緩和につながると期待しています。

山本光学は「医療従事者への感染防止には、性能を満たした防護具を正しく装着することが重要だと考えている。増産に応じることで社会的使命を果たしていきたい」と話しています。