川崎重工業 ボーイング787型機の胴体製造 一時停止へ

川崎重工業 ボーイング787型機の胴体製造 一時停止へ
大手機械メーカーの川崎重工業は、航空機部品の製造ラインの一部を停止することを決めました。納入先のボーイングが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて生産を停止しているためで、すでに生産の一時停止を決めたSUBARUに続き、航空機産業にも影響が広がっています。
川崎重工業は、愛知県弥富市にある工場で行っているボーイング787型機の胴体の製造を、今月20日から来月6日まで停止します。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、納入先のボーイングが、今月上旬からアメリカ・サウスカロライナ州にある工場を停止しているためで、会社では操業停止の期間中は休業日の扱いとし、およそ250人の従業員の雇用は維持するとしています。

このほか、主にボーイング向けに航空機部品を製造している自動車メーカーのSUBARUも、愛知県半田市にある2つの工場で今月20日から来月1日まで操業を止めることを正式に決めました。

ボーイングに対しては、国内の多くのメーカーが部品を納めていて、さらに影響が広がることも懸念されます。