今夜2回目のG7会議 治療薬の開発加速などで協調呼びかけ

今夜2回目のG7会議 治療薬の開発加速などで協調呼びかけ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、16日夜、G7=主要7か国の首脳らによる2回目のテレビ会議が行われます。安倍総理大臣は、治療薬の開発加速や世界経済の回復に向け、G7が協調して取り組むことなどを呼びかけたい考えです。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、日本時間の16日夜9時半から、G7=主要7か国の首脳らによるテレビ会議が行われる予定で、先月16日以来、2回目となります。

会議では、感染拡大防止に向けた各国の取り組み状況などを確認するほか、IMF=国際通貨基金が、ことしの世界全体の経済成長率が20世紀前半の世界恐慌以降、最悪になるという見通しを示したことを踏まえ、世界経済の動向をめぐっても意見が交わされる見通しです。

安倍総理大臣は、治療薬やワクチンの開発などのために国際機関におよそ1700億円の支援を行うことなどを説明することにしていて、治療薬の開発加速や世界経済の回復に向け、G7が協調して取り組むことなどを呼びかけたい考えです。

これに関連して、菅官房長官は記者会見で「G7の結束を確認し、感染症対策に関する国際的な連携を一層強化するため、日本としても積極的に議論に貢献する」と述べました。