世界遺産 沖縄 奄美の審査延期に 新型コロナ感染拡大で

世界遺産 沖縄 奄美の審査延期に 新型コロナ感染拡大で
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ユネスコはことしの世界遺産委員会を延期すると発表しました。日本は鹿児島県の奄美大島や沖縄本島北部などの世界自然遺産への登録を目指していましたが、審査は延期されることになりました。
世界遺産委員会はことし6月から7月にかけて中国の福建省福州で開かれる予定でしたが、ユネスコはホームページで、委員会を延期すると発表しました。

新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を考慮したとしていて、今後の日程については検討中だとしています。

ことしの世界遺産委員会で政府は鹿児島県の奄美大島と徳之島、それに沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などの世界自然遺産への登録を目指していましたが、その審査も延期されることになりました。

また、委員会に先立って例年5月ごろにはユネスコの諮問機関、IUCN=国際自然保護連合が登録がふさわしいかどうかの勧告を行いますが、環境省によりますと、勧告も延期されるのかどうかなど詳しい情報は入っていないということです。