先月の外国人新規入国者 9割以上減 新型コロナの入国拒否で

先月の外国人新規入国者 9割以上減 新型コロナの入国拒否で
新型コロナウイルスの感染拡大にともなう入国拒否の影響で先月、新たに日本に入国した外国人は去年の同じ月より9割以上少ないおよそ15万2000人でした。
出入国在留管理庁が発表した速報値によりますと、先月、日本に入国した外国人のうち、再入国を除いた新規の入国者は15万2162人で、去年の同じ月の250万4193人から9割以上減りました。

国別では中国が3716人、韓国が1万919人といずれも去年の同じ月より9割以上減ったほか、アメリカは2万989人、ヨーロッパは3万6210人でいずれも8割程度減りました。

出入国在留管理庁は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、先月、外国人の入国拒否の対象を、中国と韓国の一部地域からヨーロッパなどにも拡大したことが影響しているとしています。

入国拒否の措置は今月3日から、アメリカやヨーロッパのほぼ全域などを加えた73の国と地域に対象がさらに拡大されています。出入国在留管理庁は「今月の外国人の入国者数はさらに減少することが見込まれる」と話しています。