相撲協会 力士感染でぶつかり稽古など控える指示 新型コロナ

相撲協会 力士感染でぶつかり稽古など控える指示 新型コロナ
日本相撲協会は、力士が新型コロナウイルスに感染したことを受けて今週の稽古では申し合いやぶつかり稽古を控えたうえで、力士が密着しない形でしこなどの基礎運動を中心とするよう各部屋に指示したことを明らかにしました。
日本相撲協会は今月10日、幕下以下の力士1人が新型コロナウイルスに感染したことを発表しました。

相撲協会によりますとこの力士は引き続き、都内の病院に入院しているということです。またこの力士が所属する部屋で、体調不良を訴える力士などはいないとしています。

こうした中、相撲協会は今週の稽古では、勝ち抜き戦の形式で相撲を取る申し合いやぶつかり稽古を控えたうえで、力士どうしが密着しない形でしこやてっぽうなどの基礎運動を中心とするよう各部屋に指示したことを明らかにしました。感染した力士が所属する部屋では、すでに稽古が中止されています。

また相撲協会では、感染拡大を防ごうと改めて専門家からの指導を受けたうえでのどの痛みとせきなどの症状、味覚と臭覚の異常、さらに全身のけん怠感などが出て、新型コロナウイルスの感染が疑われる力士については稽古を休みにし隔離するよう指示しました。

芝田山広報部長は「力士たちには、密集・密接を避けて稽古をしてもらいたい」と話していました。