医療機関の病床不足 軽症患者はホテルを滞在施設に 埼玉県

医療機関の病床不足 軽症患者はホテルを滞在施設に 埼玉県
埼玉県内では、12日までに415人の感染者が発表されていますが、医療機関のベッドの確保が追いつかず、自宅待機となっている人が12日夜現在、183人に上っています。このため県は、軽症の患者については、さいたま市内のホテルを一時的な滞在施設にする方針です。
県は、感染が確認された人は、県内に150床ある一般病床でも受け入れるとしていましたが、防護服や研修など準備が整っていないため、受け入れたのは今のところ、予定の半数足らずの71床にとどまっているということです。

このため県は、さいたま市大宮区のおよそ220部屋ある「アパホテルさいたま新都心駅北」を借り上げ、15日以降、患者を移送するということです。

特に重症化しやすい高齢者などと同居する、軽症の患者などを優先するということです。

県保健医療部は「入院を待っている人が増えているため、ホテルを確保した。病床数を確保するために引き続き努力したい」としています。