居酒屋 午前中から営業も 都の営業短縮要請受けて

居酒屋 午前中から営業も 都の営業短縮要請受けて
新型コロナウイルスの影響で飲食店の経営が厳しくなる中、東京都の営業時間短縮などの協力要請を受けて、東京 品川区の居酒屋では売り上げのさらなる減少を防ごうと、11日からふだんよりも前倒しして、午前中から営業を始めました。
東京 品川区の戸越銀座商店街にある「大衆酒場つきのや」は、ふだんの平日は午後2時から、土日や祝日は正午から営業しています。

東京都は居酒屋を含む飲食店などに対し、営業時間を午後8時までとし、酒類の提供は午後7時までとするよう協力を要請していますが、この店では新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月の売り上げが前年の同じ月と比べて2割から3割ほど減っていました。

このため営業時間を短縮するとさらに売り上げが減ってしまうおそれがあるとして、11日から試験的に営業時間を前倒しして、午前11時から店を開けることにしました。

開店と同時に3人の客が店を訪れ、つまみと一緒にビールやハイボールなどを注文していました。

店長の越川雅也さんは「どのような対応ができるか悩んだ末、営業時間の前倒しを決めました。お客さんが来てくれて安心しました」と話していました。