人気温泉街「銀山温泉」 全旅館が来月6日まで営業休止 山形

人気温泉街「銀山温泉」 全旅館が来月6日まで営業休止 山形
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために山形県尾花沢市にある人気の温泉街、「銀山温泉」は来月6日まですべての客の受け入れを休止することにしました。
銀山温泉は300年近い歴史があり、アニメ映画「千と千尋の神隠し」に登場する旅館街のモデルになったとも言われる山形県内屈指の人気を誇る温泉街で、昨年度は過去最高となる44万人余りが訪れました。

しかし、ことしは山形県内でも新型ウイルスへの感染確認が相次ぎ、10日正午時点で32人の感染が確認される状況となっています。

このため銀山温泉にある、すべての旅館などで作る組合は、感染拡大を防ぐために大型連休が終わる来月6日まで、日帰りも含めたすべての客の受け入れを休止することにしました。

11日以降の宿泊予約は受けず、すでに予約が入っている分については旅館側からキャンセルの連絡を入れているということです。

銀山温泉組合の木戸裕組合長は「お客様の健康はもとより、温泉街に住んでいる私たちの健康も守ることが銀山温泉を続けていくことになると考え、決断した。来ていただきたい気持ちはあるが、この難局を乗り越えたい」としています。