千葉県内 若い世代への感染拡大目立つ 県衛生研究所調査

千葉県内 若い世代への感染拡大目立つ 県衛生研究所調査
千葉県内で今月5日までの1週間に感染が確認された人のうち、半数以上が20代から40代で若い世代に感染が広がっていることが千葉県衛生研究所の調査で分かりました。
千葉県衛生研究所は、ことし1月31日から今月5日までに研究所と県内の保健所で行った新型コロナウイルスの検査状況をまとめました。

それによりますと、この間に行ったウイルス検査は延べ2379人分で、およそ10%にあたる232人で感染が確認されました。

感染が確認された人のおよそ60%が男性だということです。

年代別では多い順に50代が20%、60代が18%、30代が17%などとなっています。

しかし、今月5日までの1週間を見ますと、30代が21%で最も多く、20代が17%、40代で13%と、20代から40代で半数を超えるほか、幼児を含む10歳未満の子どもの感染も相次いで確認されるなど、若い人の感染が目立つようになってきています。

また千葉県などの発表では、この1週間に感染が確認され症状のあった106人のうちおよそ6割は、すでに感染が確認されている人との明確な接触がないうえ、最近の海外渡航歴もなく、感染経路が分かっていません。

千葉県は「どこで感染したか分からない感染者が増えてきている。リスクを減らすために外出の自粛の徹底などをお願いしたい」と話しています。