新型コロナウイルスの感染拡大を受け愛知県の大村知事は10日午後１時すぎに県として独自に「緊急事態宣言」を出します。県民に対し不要不急の外出や移動の自粛などを求めることになり、愛知県の対策のステージが大きく変わることになります。

愛知県の大村知事は９日の記者会見で、県内で新型コロナウイルスの感染者数が増えているなどとして、県として独自に「緊急事態宣言」を出す方針を表明しました。

愛知県庁では10日午後１時から、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく愛知県の対策本部の会議が開かれ、大村知事が県独自の「緊急事態宣言」を正式に出すことになっています。

愛知県独自の宣言の期間は、政府が７都府県を対象に出した法律に基づく「緊急事態宣言」に合わせて来月６日までで、県民に対して日中・夜間にかかわらず、不要不急の外出や移動の自粛を求めることにしています。

これまで愛知県は法律に基づく「緊急事態宣言」の対象となった７都府県への移動の自粛を県民に呼びかけていましたが、愛知県内で一律に外出や移動の自粛を呼びかけることで、対策のステージが大きく変わることになります。

さらに愛知県は、政府に対して法律に基づく「緊急事態宣言」の対象に愛知県を加えるよう要請していて、引き続き働きかけを行う方針です。