トヨタ 北米の生産拠点 操業停止を延長 約5000人一時帰休に

トヨタ 北米の生産拠点 操業停止を延長 約5000人一時帰休に
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トヨタ自動車は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、北米の生産拠点の操業停止を来月1日まで延長することを決めました。アメリカの工場で働く期間従業員、およそ5000人を対象に仕事を一時的に休ませる一時帰休を行います。
トヨタ自動車はアメリカとカナダ、それにメキシコにある13の生産拠点すべてで、先月23日から今月17日まで操業を停止する予定でしたが、これを来月1日まで延長することを決めました。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらず、車の需要の落ち込みが続いているためです。

操業停止が長引くことから会社は、アメリカの9つの工場で働く期間従業員およそ5000人全員を対象に仕事を一時的に休ませる一時帰休を行うことになりました。

工場の操業停止が続くアメリカでは日産自動車がおよそ1万人の従業員について再雇用することを前提にいったん解雇することを決めたほか、ホンダも1万8000人の従業員を一時帰休することにしています。

自動車メーカー各社は日本をはじめヨーロッパやアジアでも操業の一時停止を余儀なくされていて、長期化すれば生産や販売だけでなく雇用への影響も広がることが懸念されています。