警視庁 交番の警察官や勾留中の男も感染 新型コロナウイルス

警視庁 交番の警察官や勾留中の男も感染 新型コロナウイルス
警視庁の交番で勤務する警察官が新型コロナウイルスに感染したほか、留置場に勾留されていた男の感染も確認されました。
警視庁によりますと、新たに新型コロナウイルスに感染したのは、町田警察署の地域課の23歳の男性巡査長です。巡査長は今月5日、38度以上の熱があり、翌日、病院でPCR検査を受け8日、陽性と確認されました。

巡査長は原町田交番と忠生地区交番で勤務していて、落とし物や事故の対応で住民ら10人と接触していて、連絡が取れた人のうち、1人にせきの症状がありますが、関連性はわかっていません。

警視庁は、巡査長と同じ寮に住む署員や、一緒に勤務していた同僚ら合わせて77人を自宅待機にする一方、警察署の機能を維持するため、本部からおよそ30人を派遣しました。

一方、渋谷警察署の留置場に勾留されていた50代の男も感染が確認されました。今月2日に熱が出始め、その4日後、PCR検査を受け、8日陽性と確認されました。高熱が続いていて、入院する予定です。

留置されていた部屋にはほかにも4人が勾留されていて、それぞれ別の部屋に移すなどの措置を取り、施設は消毒したということです。また、留置場の担当や取り調べをしていた警察官ら合わせて17人を自宅待機にしました。面会していた弁護士は今のところ健康に問題はないということです。

警視庁では、このほか警察官ら5人が感染していますが、勾留されている人の感染は初めてです。