都立多摩総合医療センターの看護師 感染確認 新型コロナ

都立多摩総合医療センターの看護師 感染確認 新型コロナ
東京都は、都立多摩総合医療センターに勤務する看護師1人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
都によりますと、感染が確認されたのは都立多摩総合医療センターに勤務する40代の女性看護師です。

看護師は先月22日以降、集中治療室に入院していた新型コロナウイルスの感染者のほか、透析患者などの看護を行っていました。

今月4日、勤務中に頭痛を感じたあと翌5日に発熱し、6日にウイルス検査をした結果、8日に陽性が判明したということです。発熱したあとは自宅で待機し、勤務していないということです。

現時点でこの看護師と接触した患者15人と同僚の看護師30人にせきや発熱などの症状はみられないということです。

都は集中治療室の感染者を看護していた同僚に症状がないことなどから、看護師がセンターの外で感染した可能性が高いとみています。

感染した看護師と接触した同僚については今月19日まで自宅待機させる予定で、その間、集中治療室で受け入れる患者の数が限られるなどの影響が出るとしています。

一方、新型コロナウイルスの感染者の受け入れはこれまでどおり行うとしています。

多摩総合医療センターの近藤泰児院長は「入院患者のご家族などに心配をかけて申し訳なく思っている。影響を最小限にして、院内の予防策もこれまでどおり徹底していきたい」と話していました。