愛媛 高校生ら2人感染確認 県立学校の部活停止に 新型コロナ

愛媛 高校生ら2人感染確認 県立学校の部活停止に 新型コロナ
愛媛県内で新たに2人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。このうち1人はすでに感染が確認されている県立高校の教諭から部活動の指導を受けていた男子高校生で、愛媛県教育委員会ではすべての県立学校の部活動を8日から2週間停止することを決めました。
新たに感染が確認されたのは松山市に住む30代の会社員の男性と、県立内子高校の男子生徒です。

県によりますと、このうち松山市の会社員は先月27日から28日にかけて大阪に出張し、県内に戻ったあと今月1日になって体調不良を訴え、その後検査を受けたところ、7日感染が確認されました。

男性は入院して治療を受けていますが、症状は軽いということです。

また男子高校生は今月4日に感染が確認された50代の男性教諭から部活動の指導を受けていたため、検査をしたところ感染が確認されました。症状は出ていませんが、8日入院する予定だということです。

教諭から指導を受けていたほかの生徒4人は陰性だったということです。

愛媛県教育委員会では、部活動の指導中に教師から生徒に感染したとみられることを重くみて、高校など県立学校のすべてで、部活動を8日から2週間、停止することを決めました。

中村知事は「校長が教諭の行動を把握せず、生徒に感染させてしまうこととなり、保護者だけでなく地域の人にも不安を与えた。改めておわび申し上げたい」と陳謝しました。