京大病院 医師や研修医など116人 会食や国内旅行で自宅待機

京大病院 医師や研修医など116人 会食や国内旅行で自宅待機
京都大学医学部附属病院の医師や研修医など合わせて116人が、新型コロナウイルスの感染対策として病院が自粛を求めている会食や国内旅行を行っていたなどとして、これまでに自宅待機を命じられていたことがわかりました。
京都市左京区の京都大学医学部附属病院では、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ことし2月以降、今年度から病院で勤務する研修医などを含めて、職員全員に懇親会などの会食や国内旅行などの自粛を求めています。

その後、病院が今月から勤務する職員に調査したところ、医師44人と研修医57人、それに事務職員など15人の、合わせて116人が家族を含む2人以上で飲酒を伴う外食などを行っていたということです。

このため、病院は院内での感染を防ぐため、本人の申告をもとに、会食などを行った日の翌日から2週間、自宅待機を命じていて、現在は合わせて71人が自宅待機になっているということです。

病院は、医師などの自宅待機による診療への影響はないとしています。

京都大学医学部附属病院は、「高度な医療を継続的に提供し続けられるように厳しい基準での感染予防策を職員に求めています。引き続き、安心・安全な医療の提供の継続に尽力して参ります」とコメントしています。