成田空港での検疫待機者 一部をチャーター便で中部空港に

成田空港での検疫待機者 一部をチャーター便で中部空港に
新型コロナウイルスの水際対策の強化でウイルス検査を受ける人が大幅に増加し、結果を待つ人の待機場所が不足するおそれがあるとして、厚生労働省は成田空港に到着して検体の採取が終わった人をチャーター便で中部空港に運び、待機してもらう対応を始めました。
政府は新型コロナウイルスが流行している73の国と地域から帰国した人などについて全員にウイルス検査を行い、結果が出るまでの間、自宅や宿泊施設などで待機することを求めています。

厚生労働省などによりますと、この対応に伴い、待機場所になっている成田空港周辺の宿泊施設の客室が不足するおそれがあるため、検体の採取が終わった人の一部については国のチャーター便で中部空港に運んだうえで待機を求めることになり、7日夜、第1便が出発しました。

成田空港検疫所によりますと、この便にはアメリカなどから到着した人のうち16人が搭乗し、中部空港近くの宿泊施設で検査結果を待つよう求めているということです。

厚生労働省は必要があればこうしたチャーター便を8日以降も運航するとしています。