新型コロナウイルスの特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が出されることを受けて、さいたま市教育委員会は、８日に予定していた市内の小学校の入学式について式典は行わず、子どもたちへの教科書の配布などにとどめることになりました。休校の期間中に登校日を設ける予定でしたが、この見送りも検討しています。

さいたま市教育委員会は、市内の学校の入学式については、感染予防の対策をとり、短時間で実施する予定で準備を進めていました。

しかし、埼玉県が新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」の対象となったことから、急きょ対応を見直し、８日に市内の小学校合わせて104校で行われる予定だった入学式については、式典は実施せず、入学に関する事務手続きや新入生への教科書の配付にとどめることを決めました。

このほか、子どもたちの学習の機会を確保する必要があるとして、休校の期間中に登校日を設ける予定でしたが、見送りを検討しています。

また、特別支援学校も休校となる予定ですが、仕事の関係などで、子どもの預かり先がない場合は、これまでどおり登校を認める方向だとしています。