きょう緊急事態宣言 SNSで“移動自粛すべき”の投稿相次ぐ

きょう緊急事態宣言 SNSで“移動自粛すべき”の投稿相次ぐ
東京などを対象に「緊急事態宣言」が行われることで、SNS上では「東京脱出」や「コロナ疎開」といったことばが話題になり、感染拡大を防ぐためにも移動を自粛すべきだという投稿が相次いでいます。
東京など7つの都府県を対象に「緊急事態宣言」が行われることから、SNS上では他の地域への移動を意味する「東京脱出」や、「コロナ疎開」といったことばが盛んに取り上げられています。

この中では「コロナ疎開とか本当にやめて。都合のいい時だけ田舎に来ないで」とか、「とにかく今は自身の居住地から離れないこと。一人一人が守れば、この事態は収まります」といった声のほか、「とにかく人の動きを止めないといけない。大事な人にうつさないため今は会わない。間違っても脱出とか疎開とか考えないでほしい」など、感染拡大を防ぐためにも移動を自粛するべきだという投稿が相次いでいます。

また、「田舎は病院小さいしお医者さん少ないし大変なことになります。一人一人が少し考えて行動を」といった投稿もありました。

「緊急事態宣言」の対象地域から別の地域に移動することについて、新型コロナウイルス対策にあたる政府の専門家会議のメンバーなど、専門家の有志はウェブサイトを通じて、出かけた地域でほかの人に感染を広げる、出かけた地域の医療従事者や保健所・行政に大きな負担をかけるとして、今いる場所や地域にとどまるよう呼びかけています。

そのうえで、宣言の対象となる7つの都府県でも「密集・密閉・密接の3密回避、接触8割減と外出1回」の対策を守っていれば、感染するリスクは低い状況だとして「あわてず、工夫しながらふだんの生活を続けることが大切です」と呼びかけています。

「買い占めせず冷静に買い物を」

「緊急事態宣言」への対応をめぐり、インターネット上では一般の消費者や店の関係者とみられる人などから、買い占めをせず冷静に行動するよう呼びかける投稿が相次いでいます。

インターネット上では7日、朝一部の店舗で行列があったという投稿もあった一方、「みんな普通に買い物してて、カップ麺もパスタもパンも全然残ってて安心した」など、ふだんと変わらないという声が多くあがっています。

店の関係者とみられる人からは「お客様がたくさん入って来たからやばいって思ったけど、買い占めのお客様はいなかった。案外みんな冷静だった」といった投稿もありました。

また、「独り占めの買い物ではなく、皆が穏やかに生活できるように買い物してください。スーパーはいつもどおり営業してくれます。買い占めをすればするほど苦しむのは消費者自身です」とか、「食品や日用品の販売や流通は緊急事態宣言ではストップしません!そこで働いてくださってる方の負担を減らすためにも買い占めしたり、押しかけたりするのはやめましょう!!」など冷静な行動を呼びかける投稿も目立っています。