小池都知事 緊急事態宣言を前に都内自治体トップとテレビ会議

小池都知事 緊急事態宣言を前に都内自治体トップとテレビ会議
新型コロナウイルスの感染拡大で「緊急事態宣言」が行われるのを前に、東京都の小池知事と都内の自治体のトップによるテレビ会議が開かれ、自治体側からは宣言のあとに予想される課題への対応を求める声が上がりました。
東京都は6日夜、緊急事態宣言が行われたあとにとる措置の案を公表し、生活の維持に必要な場合を除く外出や店の営業、イベントの自粛などを要請しています。

7日、小池知事は東京の23区でつくる特別区長会などとテレビ会議を行い、感染拡大を防ぐための対策や今後の課題について意見交換しました。

この中で江東区の山崎孝明区長は「今回の措置で区民の生活に大きな影響が出ることは間違いなく、知事と区長が連携を保っていかなければいけない」と述べ、都と自治体の連携強化を求めました。

このほか、出席した区長からは、営業の自粛や休業を求める店舗などへの財政支援や休校に伴って学校がオンライン授業を行う場合、経済的な事情でインターネット環境を整えられない家庭への支援を求める声が上がりました。

これに対し小池知事は、今月15日をめどに公表する都の経済対策に要望の一部を反映させる考えを示しました。