愛知県知事「県立高校や特別支援学校を19日まで休校」

愛知県知事「県立高校や特別支援学校を19日まで休校」
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、愛知県の大村知事は、学校を新学期から再開するとした従来の方針を見直し、7日から今月19日まで、県立の高校と特別支援学校を臨時休校とし、市町村の教育委員会にも小中学校を休校とするよう要請する方針を表明しました。
新学期からの学校について、愛知県は、これまで、県内の小中学校や高校、特別支援学校を、新学期から再開する方針を示していました。

こうした中、大村知事は、6日の記者会見で、感染経路が分からない感染者が県内で増えているとしたうえで、「事態がより緊迫の度を増しているのは事実だ。2週間の状況を見ることにした」と述べました。

そして、従来の方針を見直し、7日から今月19日まで、県立の高校と特別支援学校を臨時休校とし、市町村の教育委員会にも小中学校を休校とするよう要請する方針を表明しました。

一方、それぞれの学校の入学式については、感染防止対策を講じたうえで実施するとしています。

一方、大村知事は、安倍総理大臣が、法律に基づく「緊急事態宣言」を7日にも出す方向で最終調整に入ったことに関連して、「これまで愛知県には国から何も連絡がない」と述べ、愛知県は宣言の対象地域から外れるのではないかという見通しを示しました。

さらに、愛知県内では、症状がなかったり軽かったりする感染者が一時的に生活できる施設を2か所で合わせて200室分確保したとしたうえで、そのうち1か所を今週開設すると発表しました。