新型コロナウイルスの感染が深刻なイタリアでは、死亡した人が世界で最も多い１万5887人にのぼっています。

イタリアでは先月10日から全土で外出制限が行われ、教会でミサを開くことができないため、中部ペルージャで司祭を務めるガエターノ・ロマーノさんが祈りをささげて励ましあおうと、５日、自宅の屋上のテラスでミサを行いました。

ロマーノさんがマイクを使って祈りのことばを口にすると、周囲のアパートでは多くの人がベランダに出てともに祈りをささげていました。

ロマーノさんは、「人と接することが本当に必要とされています。こうしてミサを行ったことでみんな喜んでくれたようです」と話していて、今後も続けたいとしています。