愛知県警 5人感染確認 計15人に クラスター発生か 新型コロナ

愛知県警 5人感染確認 計15人に クラスター発生か 新型コロナ
剣道の「特別訓練員」の警察官10人が新型コロナウイルスに感染していることが判明した愛知県警察本部で、4日新たに同じ特別訓練員の警察官5人の感染が確認され、感染者は合わせて15人になりました。
愛知県警察本部ではこれまでに、剣道の「特別訓練員」で機動隊のほか警務部や警察署に所属する20代から40代までの男性警察官10人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されています。

いずれも名古屋市港区の「愛知県武道館」で練習を行っていて、同じ時期に練習していたほかの複数の警察官が発熱などの症状を訴えたため、さらに検査を進めていました。

その結果、4日新たに同じ特別訓練員の20代から30代までの男性4人、女性1人の合わせて5人の警察官の感染が確認され、愛知県警の感染者は15人になりました。

5人は機動隊と警察署に所属し、先月下旬以降、発熱やせきなどの症状を訴え、自宅や実家で療養していたということです。

愛知県警は感染が確認された15人と接触があった警察官を中心に、現在98人を自宅待機にしていて、このうち体調不良を訴えている5人に順次、検査を受けさせることにしています。

今のところ警察業務の遂行に支障は出ていないということで、愛知県警は「クラスターが形成されているとみられ、感染の拡大防止を進めたい」としています。