岐阜大病院 医師3人感染 全診療科の外来休止 県内47人に

岐阜大病院 医師3人感染 全診療科の外来休止 県内47人に
岐阜県内では4日、岐阜大学医学部付属病院の医師を含む、合わせて7人が新型コロナウイルスに感染したことが新たに確認され、県内の感染確認は47人になりました。岐阜市などによりますと、県内で新たに感染が確認されたのは、合わせて7人です。
このうち岐阜市に住む医師3人は、岐阜大学医学部付属病院の精神科に勤務する30代の男性2人と、先月まで勤務し、今月から美濃加茂市の「のぞみの丘ホスピタル」に勤務する20代の男性1人です。

3人は、先月26日に岐阜市のナイトクラブ「シャルム」を訪れ、その後、店の従業員や客の感染が相次いで確認されたことを知り、検査で3日、感染が確認されました。

病院は同僚の医師や患者など濃厚接触者 合わせて5人の検査を行うとともに、すべての診療科の外来や救急の受け入れを、今月19日まで休止するということです。

岐阜大学医学部付属病院の吉田和宏病院長は「地域医療を支える大学病院で感染が確認され、申し訳なく思っている。医師の回復を待って事情を聞き、指導したい」と謝罪しました。

このほか多治見市の0歳の女の子は、夫婦で感染が確認された土岐市に住む愛知県警の男性警察官の妻の親戚で、先月30日に妻と2時間ほど会っていて、今のところ、女の子に症状はみられないということです。

大垣市の50代の男性は、先月29日以降、発熱や味覚・嗅覚の障害が続き、3日、38度の熱が出た80代の母親とともに医療機関を受診したところ、ともに肺炎の症状が見られ、感染が確認されました。感染経路はわかっていません。

岐阜市の40代の自営業の男性は、先月27日に38度台の熱が出て、医療機関で処方された解熱剤を飲んでも熱が下がらず、別の医療機関で肺炎と診断され、検査の結果、感染が確認されました。感染経路はわかっていません。

岐阜県内の感染確認はこれで47人になりました。