集団感染発生の障害者福祉施設を周辺5施設が支援 千葉 東庄町

集団感染発生の障害者福祉施設を周辺5施設が支援 千葉 東庄町
新型コロナウイルスの集団感染が発生した千葉県東庄町の障害者福祉施設で、食事を作れない状態が続いていることから、近くの施設などが支援に乗り出し、弁当を届けています。
千葉県東庄町の障害者福祉施設「北総育成園」では、今回の集団感染の影響で施設内で食事を作れない状態が続いています。

このため、千葉県知的障害者福祉協会が支援に乗り出し、1日から、周辺の5つの施設が毎日、昼と夜にできたての弁当を届ける取り組みを始めています。
3日は、成田市にある「しもふさ学園」の職員が75食分の弁当を仕入れ、ワンボックスカーに運び込んでいました。

北総育成園では、入所者がふだんどおりの運動などを行えない状況が続いていて、弁当は、健康維持のことも考えて、薄味で野菜が豊富に入ったものが選ばれているということです。

「しもふさ学園」の藤崎進施設長は「食事は、入所者の健康を維持するうえで、とても大切で、楽しみの1つでもあると思います。周りの仲間と連携しながら弁当を届け、少しでも困っている施設の力になりたい」と話していました。