大阪市 市立の小中学校と幼稚園 今月19日まで休校・休園を決定

大阪市 市立の小中学校と幼稚園 今月19日まで休校・休園を決定
大阪市は、新型コロナウイルスの対策本部会議を開き、大阪府内での感染拡大を踏まえ、現在、春休み中の大阪市立の小中学校と幼稚園について、休み明けの今月8日から19日まで休校、休園とすることを決めました。
大阪市は、大阪の府立高校などが大型連休が終わる来月6日まで休校となったことを受けて、3日に開いた対策本部会議で、春休み中の大阪市立の小中学校と幼稚園について、新学期からの対応を協議しました。

そして府内での感染が拡大していることや、保護者から不安の声が寄せられていることなどを踏まえ、春休み明けの今月8日から19日まで休校、休園とすることを決めました。

始業式については、教室の人数を20人程度に制限したうえで、今月8日に実施することにしています。

また、休校の期間中は週に2回程度、登校日を設けて、学習用のプリントを配布するほか、教育委員会が作った授業の動画をユーチューブで配信することにしています。

一方、市が管理する施設での集会やイベントについては、6月末までの期間、参加者の間の距離を2メートル以上とるなど、一定の条件を満たさない場合は実施を認めない方針を確認しました。

また、会議では松井市長が、重篤な患者を治療する体制を拡充する必要があるとして、定年退職した公立病院の医師や看護師に協力を求めるよう指示しました。

会議のあと松井市長は、記者団に対し「小中学校については、きめこまやかに対応し、2週間スパンで状況を見ながら判断したい。子どもも保護者も精神的にいっぱいいっぱいだ」と述べました。