米アマゾン 配送施設で新型コロナ感染 従業員が対策求め抗議

米アマゾン 配送施設で新型コロナ感染 従業員が対策求め抗議
アメリカ中西部ミシガン州にあるネット通販大手、アマゾン・ドット・コムの配送施設で新型コロナウイルスの感染が確認され、一部の従業員が感染防止対策を求める抗議活動を行いました。全米でネット通販の需要が高まる中、従業員を感染から守りながらどうやって物流を確保するのかが課題となっています。
アメリカ、ミシガン州のデトロイト近郊にあるアマゾン・ドット・コムの配送施設では、少なくとも2人の従業員が新型コロナウイルスに感染したことを受けて、今月1日、一部の従業員が会社に対して感染の防止対策を求める抗議活動を行いました。

参加した従業員は、「仕事に来るのが怖い」などと書かれたプラカードを掲げ、施設を閉鎖して徹底的に消毒することや同僚と十分な距離をとって仕事を進める職場環境などを会社に求めていました。

ロイター通信によりますとアメリカ国内にあるアマゾンのほかの施設でも感染が確認されていて抗議活動は、東部ニューヨーク州の施設でも行われたということです。

アマゾン・ドット・コムは、現地メディアの取材に対して「働く人の安全のために消毒などすでに最大限の取り組みをしている」とするとともに2日、従業員の体温測定などの対策を強化したとホームページ上で明らかにしました。

新型コロナウイルスの感染拡大で外出が制限される中、アメリカではネット通販の需要が高まっていて従業員を感染から守りながらどうやって物流を確保するのかが課題となっています。