IOC 東京オリンピックの日程・会場は来年に引き継ぐ方針

IOC 東京オリンピックの日程・会場は来年に引き継ぐ方針
来年7月に延期された東京オリンピックについてIOC=国際オリンピック委員会はマラソンと競歩を札幌で大会終盤の4日間に行うなど競技スケジュールと競技会場について従来の計画をそのまま来年の大会に引き継ぐ方針を示し、実現に自信を見せました。
IOCは2日、オリンピックの実務を仕切るクリストフ・デュビオリンピック統括部長やキット・マコーネル競技部長などが電話形式の会見を開きました。

この中で新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で1年延期され来年7月23日に開幕する東京オリンピックの競技スケジュールについて東京の猛暑を避け札幌で大会の終盤4日間に行うことになっていた陸上のマラソンと競歩を含め従来の計画をそのまま来年の大会に引き継ぐ方針を示しました。

また競技会場についてはすべての会場で来年の日程で使用できるよう交渉を始めていることを明らかにしデュビオリンピック統括部長は「強く自信をもっている。正しい方向に向かっている」と述べ変更なく使用できることに自信を示しました。

一方で、大会の延期にかかる追加の経費については、「大会組織委員会にもIOC側にも追加経費はある」としたうえで「詳細はこれからだ」と述べるにとどまりました。