損保大手MS&AD 600億円余の損失計上へ 新型コロナ影響

損保大手MS&AD 600億円余の損失計上へ 新型コロナ影響
損害保険大手のMS&ADホールディングスは新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に株価が値下がりした影響で、合わせて600億円余りの損失をことし3月期の決算に計上すると発表しました。
MS&ADホールディングスによりますと、グループのオーストラリアの生命保険会社の株価が大きく値下がりしたことに伴い、会計上、366億円の損失を計上するということです。

さらに保有する国内の企業の株式も大きく値下がりしたことで、318億円の評価損を計上します。この結果、ことし3月期の決算に合わせて684億円の損失を計上するということです。

会社は決算の詳しい内容は来月20日に公表するとしています。

世界的な株価の下落で、国内の大手金融機関では三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャルグループそれに、第一生命ホールディングスも損失を計上すると発表していて、金融市場の混乱で、国内の金融機関の業績に影響が広がっています。