神奈川県教委 市町村に休校延長求める通知

神奈川県教委 市町村に休校延長求める通知
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神奈川県教育委員会は県立学校の再開を2週間程度延期しましたが、市町村の小中学校についても同様に休校を続けるよう求める通知を出しました。
神奈川県では県立学校について今月6日からの再開は取りやめ、週1回の登校日を設けたうえで2週間程度、休校にすることを決めています。

県内で感染者が増える中、小中学生の保護者からも不安の声が寄せられているということで、県教育委員会は2日、臨時の会見を開き、市町村の教育委員会に対して県と同様に2週間程度の休校延長への協力を求める通知を出したことを明らかにしました。

県教育委員会の桐谷次郎教育長は、「子どもの安全安心を第一にリスクを最大限避けてほしい。それぞれの教育委員会の判断は尊重するが、県立学校と同一歩調をとってほしい」と呼びかけています。

川崎市 休校延長を発表

川崎市は市立の小中学校と高校、それに特別支援学校の合わせて175校について今月6日から17日まで休校を延長すると発表しました。

小中学校は6日に、高校は7日に予定されていた入学式については、換気をしたうえで席の間隔を離すなどして予定どおり行うとしています。

また、休校中は、児童・生徒1人あたり週に1回、90分程度を目安に登校日を設定して健康チェックや家庭学習の指導などを行うことにしています。

相模原市も延長 20日の再開目指す

相模原市は2日、市立の小中学校など106校について、今月6日からの再開を取りやめ、2週間ほど休校を延長することを決めました。感染拡大の状況をみながら20日からの再開を目指すということです。

一方、入学式と始業式については、式典全体の時間を短縮するなど感染防止対策を取ったうえで実施することにしています。

また、休みの期間中は1日程度登校日を設けるなどして、子どもたちの学習状況や健康状態をチェックするということです。