公立小学校で遠隔授業 新型コロナウイルス感染拡大に備え 岐阜

公立小学校で遠隔授業 新型コロナウイルス感染拡大に備え 岐阜
新型コロナウイルスの影響で臨時休校していた学校で来週、新年度が始まりますが、岐阜県中津川市の小学校では、今後、感染がさらに拡大し再び休校となった場合などに備えて、学校と児童の自宅をインターネットで結んで行う遠隔授業を試験的に行っています。
遠隔授業を試験的に行っているのは、中津川市立加子母小学校です。

この小学校では、臨時休校の期間中も子どもたちの学習の機会を確保しようと、独自にPTAの予算を使って導入したタブレット端末6台を活用して、動画投稿サイトを通じて教員の授業を撮影した動画を配信したり、生中継の遠隔授業を行ったりしてきました。

臨時休校の期間は終わりましたが、学校は、今後、再び休校となる事態に備えて、2日も、学校の呼びかけに応じた3年から6年の児童14人に向けて、およそ20分間、漢字のクイズなどの授業を行いました。

学校では、新学期、どれだけの家庭で端末や回線など遠隔授業を受けられる条件がそろっているか調査するとともに、再び休校となった場合、端末を持つ子どもを中心にグループ分けをし公民館などで授業を受けさせられないか検討を進めることにしています。

坂田浩一校長は「再び学校が休みになった場合に備えるとともに、子どもたちに自分で課題を見つけ学習する力をつけさせたい」と話していました。