ヤンキース 田中が一時帰国 新型コロナウイルス感染拡大で

ヤンキース 田中が一時帰国 新型コロナウイルス感染拡大で
アメリカで新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、大リーグ、ヤンキースの田中将大投手が日本に一時帰国し、現在は自宅で待機していることが分かりました。
ヤンキースの田中投手は先月、大リーグの開幕延期とキャンプ中断が決まったあともキャンプ地のフロリダ州タンパに残って調整を続けていました。

しかし、自宅のあるニューヨークを含めてアメリカで新型コロナウイルスの感染が急速に広がるなかで、先月下旬に家族と一緒に一時帰国しました。

田中投手は、球団を通じてコメントを出し「私たちは現在、何も症状はありませんが、それでも知らずに誰かに感染させてしまうことはないか。逆に家族が感染してしまうのではないか。様々な思いがありました」と新型コロナウイルスを恐れる心境を表しました。

そして、「キャンプ中断後も、キャンプ地フロリダで生活していくなかで、新型コロナウイルスへの感染以外でも身の危険を感じさせられる出来事があり、十分に注意をしながら一時帰国する決断をしました」と帰国を決断した経緯を説明しました。

アメリカからの入国者に対しては、自宅などでの2週間の待機が求められていますが、田中投手は現在、自宅で待機しているということで「引き続き、海外からの入国者として、責任ある行動をとっていきたいと思います」としています。

大リーグの日本選手では、田中投手のほかに、レイズの筒香嘉智選手とブルージェイズの山口俊投手がすでに帰国しています。

一方、エンジェルスの大谷翔平選手は、カリフォルニア州に残って調整を行っていて、カブスのダルビッシュ有投手も自身のツイッターで「自分たちはアメリカに残ります」と帰国しないことを明らかにしています。