三重大 前期はすべてWEB講義 学生を登校させず

三重大 前期はすべてWEB講義 学生を登校させず
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて三重県津市にある三重大学は、ことし8月までの前期の講義は学生を登校させず、すべてインターネットで行うことを決めました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて三重大学は、先月25日に予定していた卒業式を中止し、今月8日の入学式の中止も決めたほか、前期の講義の開始を今月17日に延期していました。

しかし、感染拡大に歯止めがかからない中、三重大学は、8月初めまで予定している前期の講義について、すべての学部と大学院で学生を登校させず、インターネットで行うことを新たに決めました。

インターネットでの講義の準備を整えるため、学部によっては開始時期が今月17日以降にずれ込む可能性もあるということです。

三重大学は、オンラインでの実施が難しい実習などは、学生の前後2週間以上の行動歴や発熱がないことを確認したうえで、実施するとしています。

三重大学は、「大学の規模を考えるとクラスターと呼ばれる感染者の集団をキャンパスで発生させないためには慎重にならざるをえない。学生・教職員の健康被害を最小限に食い止めたい」と話しています。