京都府知事と市長 首都圏と大阪・兵庫への外出など自粛要請

京都府知事と市長 首都圏と大阪・兵庫への外出など自粛要請
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、京都府の西脇知事と京都市の門川市長は、共同で緊急の記者会見を開き、府民に対して当面、首都圏と大阪・兵庫への不要不急の往来や、多くの人が集まる場所への外出、それに会合への参加などを自粛するよう呼びかけました。
京都府内では、京都産業大学で学生の感染が相次ぐなど、1日までに76人の感染が確認されています。

こうした中、2日午前、京都府の西脇知事と京都市の門川市長が共同で緊急の記者会見を開き、感染の状況は極めて危機的だとして府民に対し、当面、首都圏と大阪・兵庫への不要不急の往来や多くの人が集まる場所への外出、それに会合への参加などを自粛するよう呼びかけました。

特に若い世代に対しては、無症状や軽症の人が気付かずに感染を広めているケースが多く確認されているとして、飲み会を自粛するなど慎重に行動するよう求めました。

また、新学期から通常どおり再開するとしていた学校の授業については、専門家の意見などを踏まえて総合的に判断していく考えを示しました。

西脇知事は「新年度は人の往来が非常に多くなるが、密閉空間、多くの人の密集、近距離での会話の3つの密の条件が重なる場所を 徹底して避けてほしい」と訴えました。