室内観賞用 サクラの切り花が人気 新型コロナの外出自粛で

室内観賞用 サクラの切り花が人気 新型コロナの外出自粛で
新型コロナウイルスの影響で、不要不急の外出を控えるよう呼びかけが続く中、東京 原宿の花屋では室内で観賞できるサクラの切り花を求める客が増えているということです。
原宿で50年以上続く花屋では卒業式や入学式などの中止が相次いでいる影響で、売り上げが例年の3割ほど減っているということです。

一方で、外出の自粛要請が出た先週から室内で観賞できるソメイヨシノや啓翁桜の切り花を買い求める客が増えているということです。

例年だと春の花見シーズンにはサクラの切り花の需要はほとんどありませんが、売り切れる日があるなど毎日のようにサクラを買い求める客が訪れているということです。
神宮ガーデンの稲生祐子さんは「外に出れない分家で少しでもいいから春を楽しみたいと話す方が多くいらっしゃいます。いままで春にサクラが売れるようなことはなく驚いていますが、花で癒やしを届けられたらと思います」と話しています。

サクラの切り花は自宅で水につけておけば1週間ほど楽しむことができ、4月中旬ごろまで販売されるということです。