トランプ大統領 大規模公共事業など追加経済対策 2兆ドル程度

トランプ大統領 大規模公共事業など追加経済対策 2兆ドル程度
アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、新たな経済対策として、大規模な公共事業などインフラ整備を進める考えを示しました。予算規模は、先週成立した対策と同じ、2兆ドル程度としたい考えで、雇用創出などを目的にやつぎばやに対策を講じる方針です。
トランプ大統領は31日の記者会見で、「金利が実質ゼロなのでお金を借りてインフラ整備するのに絶好の機会だ」と述べ、大規模な公共事業などインフラ整備を進める考えを示しました。

そのうえで、「2兆ドルを提案する。道路や橋をつくり直す。アメリカに投資する」と述べ、予算の規模を2兆ドル、日本円で210兆円程度を目指す意向を示しました。

アメリカでは、個人への現金給付や企業への資金の支援を盛り込んだ2兆2000億ドル、日本円で230兆円を超える過去最大規模の経済対策が成立したばかりですが、トランプ大統領としては、やつぎばやに対策を講じたい考えです。

新型コロナウイルスの感染拡大で景気への深刻な打撃が予想される中、野党・民主党からも追加の対策を求める声が上がっていますが、一方で、相次ぐ巨額の対策は、アメリカの国家財政にも影響を与えそうです。