自動車生産ほぼ停止の欧州 従業員110万人以上影響 新型コロナ

自動車生産ほぼ停止の欧州 従業員110万人以上影響 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なヨーロッパでは、自動車の生産が3月後半からほぼ停止していて、仕事に行けないなどの影響を受けている従業員の数は110万人以上にのぼっています。
ヨーロッパでは各国の外出制限や販売の落ち込みなどから自動車メーカー各社が3月の後半以降、ほとんどの生産を取りやめています。

これについてヨーロッパ自動車工業会は31日、仕事に行けないなどの影響を受けている従業員の数は少なくとも111万人にのぼると明らかにしました。

国別ではドイツがおよそ半数を占め、次いでフランス、イタリアなどとなっています。部品メーカーなども含めた自動車産業全体では、影響を受ける人の数はさらに多くなり、雇用への影響が懸念されています。

また、これまでに生産できなくなった車の台数は123万台にのぼるということで生産がいつ元に戻るか見通せない中、ヨーロッパの自動車産業が今後、一段と大きな打撃を受けるのは確実になっています。