福岡県 新たに17人の感染確認 県内計46人に 新型コロナ

福岡県 新たに17人の感染確認 県内計46人に 新型コロナ
福岡県内で31日、新たに17人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。県内で1日に感染が確認された数としては、これまでで最も多くなりました。
福岡県内で新たに感染が確認されたのは、北九州市で10人、福岡市で5人、久留米市で1人、京都郡で1人の合わせて17人です。県内で1日に感染が確認された数としてはこれまでで最も多くなりました。

このうち、京都郡に住む20代の会社員の男性は、福岡県糸島市の実家に滞在中の3月23日に38度3分の発熱とけん怠感があり、その後、熱が下がったため、25日に自家用車で京都郡内の勤務先の寮に戻り、27日まで出勤したということです。

また、福岡市の60代の社会福祉協議会に勤める男性は、3月23日に37度台の発熱やせきがあり、その後も熱が続いて、31日感染が確認されました。

福岡市によりますと、男性は23日に発熱するまで福岡市中央区の「市民福祉プラザ」で窓口業務などを行っていましたが、発熱したあとは仕事を休んでいるため、市は施設の閉鎖などは検討していないとしています。

福岡県内で感染が確認された人は合わせて46人となり、このうち4人が31日までに退院しています。

10人感染確認の北九州 不要不急の外出控えるよう呼びかけ

北九州市では31日、新たに10代から90代までの男女合わせて10人が、新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。これを受けて31日夜、会見を開いた北九州市の北橋市長は市民に対し不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。

北九州市で新たに感染が確認されたのは、八幡西区に住む10代の男性、戸畑区に住む20代の女性、小倉北区に住む20代の男性、小倉南区に住む30代の男性、小倉南区に住む30代の女性、若松区に住む30代の男性、小倉南区に住む50代の女性、門司区に住む80代の男性、八幡西区に住む90代の女性、それに小倉南区に住む90代の男性の合わせて10人です。重篤な症状の人はいないということです。

このうち小倉南区の30代の女性は、今月23日に感染が確認された小倉南区役所に勤務する40代の男性職員と同じ課で働く委託業者の社員で、濃厚接触者のひとりとして、自宅待機中でした。また、戸畑区の20代の女性と小倉北区の20代の男性は、海外への渡航歴があるということです。

市は、今後、それぞれの詳しい行動歴を確認するとともに、濃厚接触者の特定を急ぐことにしています。

一日で10人の感染が確認されたことを受けて会見を開いた北橋市長は、「北九州市も一段と厳しい段階に入ったと考えるべきだ」と述べたうえで、市民に対し不要不急の外出を控えるよう呼びかけました。