2月の外国人宿泊客 40%余減少 新型コロナウイルスが影響

2月の外国人宿泊客 40%余減少 新型コロナウイルスが影響
2月に、国内のホテルや旅館などに宿泊した外国人旅行者は、速報値で延べ492万人と、去年の同じ月を40%下回り、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大幅な落ち込みとなりました。
観光庁の発表によりますと2月に、ホテルや旅館などに宿泊した外国人旅行者は、速報値で延べ492万人で、去年の同じ月と比べて40.4%下回りました。

減少幅が40%を超える落ち込みとなったのは、東日本大震災直後の平成23年4月から7月以来です。

理由について観光庁では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国や韓国からの旅行者を中心に日本を訪れる外国人が大幅に減ったためとしています。

日本人を含めた国内全体の宿泊者数も4.3%減少し、全国のホテルや旅館などの客室稼働率は53%で、去年の同じ月と比べて8ポイント減少しました。

3月は中国や韓国のほか、アメリカやヨーロッパなどを対象に順次、入国の制限が強化されているほか、国内で不要不急の外出を控える動きが広がっていることから2月以上の落ち込みが見込まれます。