五輪・パラ延期 選手村のマンション入居予定者は

五輪・パラ延期 選手村のマンション入居予定者は
東京オリンピック・パラリンピックで選手村となる東京 中央区晴海の宿泊施設は、大会後に5600戸余りのマンションなどとして活用され、早いところは3年後の3月末に入居が始まる予定でした。しかし大会の延期により入居予定者の中には、こうしたスケジュールの見直しなどに不安を抱く人もいます。
3LDKの部屋を契約したという30代の会社員は「日程は決まりましたが、引き渡しの日程は具体的に見えないままです。延期が決まった先週末、デベロッパー側から電話がありましたが、工期のスケジュールなどは1か月を目安に待ってくださいと言われました」と口にしました。

また、別の不安として「小池都知事が会見で、選手村の宿泊施設を新型コロナウイルスの対策に使う可能性に触れていました。今の状況からしたらしかたないと思いますが、海外ではホテルなどが活用される中、晴海フラッグだけが負担するのは疑問ですし、風評被害や建物の価値にかかわってくると思うので、補償などの動きがないと、なかなか同意できないと思っています。こうした動きに振り回されているというのが実感です」と話していました。