米自動車 フォード 不足深刻な人工呼吸器 生産へ

米自動車 フォード 不足深刻な人工呼吸器 生産へ
アメリカで新型コロナウイルスの感染者が急増する中、大手自動車メーカー、フォードは人工呼吸器の生産を始めると発表し、GM、ゼネラル・モーターズに続いて、自動車大手2社が、不足する医療機器の生産に乗り出すことになりました。
フォードは製造メーカー大手のGE、ゼネラルエレクトリックや人工呼吸器メーカーと連携し、ミシガン州にある電池工場を改修して、生産にとりかかります。

生産は4月下旬から始め、7月の上旬までには5万台の供給を目指し、その後は、月におよそ3万台を生産するとしています。

フォードは30日の発表で「迅速に、かつ有効な台数を作り続ける方法をとる」とコメントしました。

新型コロナウイルスの感染者が急増しているアメリカでは、人工呼吸器の不足が深刻になっていて、トランプ大統領は70年前の法律を適用し、大統領権限で自動車メーカーのGM、ゼネラル・モーターズに人工呼吸器の生産を命じたばかりです。

自動車メーカー各社は、感染の拡大をうけて工場の操業停止を余儀なくされており、大手2社が、不足する医療機器の生産に乗り出すことになりました。