WHO イタリア外出制限の効果 近く表れることに期待

WHO イタリア外出制限の効果 近く表れることに期待
WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスの感染拡大がヨーロッパの中で最も深刻なイタリアの状況について、およそ3週間にわたる外出制限などの措置による効果が近く表れることに期待を示したうえで、引き続き検査などを積極的に行うことが大切だという考えを示しました。
WHOは30日、スイスのジュネーブにある本部で定例記者会見を開きました。

この中で危機対応を統括するライアン氏は、WHOが「パンデミック」の中心だとしているヨーロッパのうち、イタリアでの感染状況について、「ロックダウン=都市の封鎖などの措置を始めて2、3週間がたち、状況は安定し始めるはずだ」と述べ、今月10日から全土で行われている外出制限などの措置の効果が近く表れることに期待を示しました。

そのうえで、技術責任者のバンケルコフ氏は「外出制限などの措置によって稼いだ時間を適切に利用し、検査や感染者の隔離、感染経路の追跡などを通してウイルスを見つけていくことが重要だ」と述べ、感染拡大のスピードを抑えつつ、検査などを積極的に続けていくことが大切だという考えを示しました。

このほか、新型コロナウイルスの治療法についてライアン氏は「今のところ有効性が証明された治療法や薬はなく、研究を続けていくことが大切だ」とする一方で、別の病気の薬を処方することについて、「薬が本来使われるべき病気の人に行き渡らなくなることにつながり、勧められない」と述べ、むやみに使うことは避けるべきだという考えを示しました。