香川 帰省の京産大卒業生が感染 県内2人目

香川 帰省の京産大卒業生が感染 県内2人目
大阪から高松市に帰省していた20代の男子学生が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。この学生は感染が相次いでいる京都産業大学の学生で、香川県内の感染者は2人目です。
香川県や高松市によりますと、感染が確認されたのは大阪市在住で、今月、京都産業大学を卒業し、高松市に帰省していた20代の男子学生です。

香川県と高松市によりますと、この学生は、今月21日すでに感染が確認された学生とともにゼミの送別会に参加し、県が京都市の依頼を受け、30日検査したところ感染が確認されました。

男子学生に症状はありませんが、31日から入院するということです。

男子学生は送別会が開かれた日以降、兵庫県や京都市などに車やJRで移動し、24日には高松市の実家に行ったあと、一度、関西に戻りました。

再び27日に車で高松市の実家に帰省し、その後、28日に高松市内で外食をした以外は外出していないということです。

県によりますと、高松市と大阪市に住む男子学生の家族合わせて5人が濃厚接触者とみられ、今後検査をすることにしています。

香川県内で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは2人目です。

高松市の大西秀人市長は「若者は感染しても症状が軽いと言われて自粛を要請されているのに、町を出歩いている人が多い。自分だけではなくほかの人を巻き込むと厳しい状況になることを認識してほしい」と訴えました。