新型コロナウイルスの感染防止に向けて、自民党と立憲民主党は、本会議の前に開く代議士会を原則取りやめ、今後、本会議や委員会の在り方については協議していくことで合意しました。

自民党の森山国会対策委員長と、立憲民主党の安住国会対策委員長は30日、国会内で会談し、新型コロナウイルスの感染防止に向けて協議しました。

そして、衆議院本会議の前に各会派が開いている代議士会は、議員らが密集するため、原則取りやめることになりました。

また今後、議員や秘書など関係者が感染することも想定されるとして、まん延防止の観点から、本会議と委員会の在り方について、衆議院議院運営委員会で協議していくことを確認しました。

一方、森山氏は記者団に対し、国会の休会については「国会は最後まで開いておくことが大事だ。国民の安全のため、いつでも機能できることが重要だ」と述べ、現時点では考えていないと否定しました。

また、安住氏は「国会では密室での会議も多く、この状態を続けるのは問題が出てくるという認識だ。まずはできるところからやりたい」と述べました。