新型コロナ影響 屋形船の業界団体 小池都知事に支援を要望

新型コロナ影響 屋形船の業界団体 小池都知事に支援を要望
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で予約のキャンセルが相次ぎ、屋形船の経営に大きな影響が出ているなどとして、都内の屋形船の業界団体が小池知事に支援を要望しました。
屋形船をめぐっては、ことし1月に開かれた新年会の参加者などに感染する人が相次いだほか、厚生労働省が「クラスター」と呼ばれる感染者の集団がどこで発生しているかを示した地図にも記載され、予約のキャンセルや休業が相次いでいるということです。

こうした事態を受けて、都内で屋形船を運営する会社などでつくる3つの業界団体が都庁を訪れ、小池知事に支援を求める要望書を手渡しました。

この中では、休業に伴う財政的な支援や、屋形船がクラスター感染の象徴であるかのような風潮の是正、それに事態が収束したあとの利用客の誘致に向けた支援などを求めています。

小池知事は、都がすでに行っている中小企業を対象にした支援策について説明したうえで「屋形船そのものに衛生的な問題があるとは考えていない。1日も早く、これまでどおり屋形船を楽しめる東京を取り戻したい」と述べました。