集団感染の障害者福祉施設 拡大防止へ支援強化 千葉県

集団感染の障害者福祉施設 拡大防止へ支援強化 千葉県
千葉県は対策本部会議を開き、新型コロナウイルスの集団感染が起きた東庄町の障害者福祉施設について、さらなる感染拡大防止に向けて支援態勢を強化することを確認しました。
東庄町にある障害者福祉施設、「北総育成園」では、29日までに入所者や職員など86人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されています。

千葉県は午前11時から対策本部会議を開き、冒頭、森田知事が「このように拡大したことを重大な事態と受け止め、施設への支援を協議したい」と述べました。県によりますと、残る職員や入所者などの検査結果は30日午後にも判明する見込みだということです。

また会議では県内の感染症に詳しい医師と看護師を継続的に施設に派遣し、施設にとどまっている人が重症化しないか経過観察を行うなど、さらなる感染拡大を防ぐため支援態勢を強化することを確認しました。

施設の関係者の中ではこれまでに189人の結果が出ていて、感染が判明したのは検査を受けた人のおよそ45%に上るということです。

会議のあと、森田知事は「大変重大な事態と強く衝撃を受けている。これ以上拡大させないよう、応援の派遣に力を入れたい」と話しました。