東京五輪・パラ延期 「内定選手は資格維持」 世界陸連会長

東京五輪・パラ延期 「内定選手は資格維持」 世界陸連会長
東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期を受けて世界陸連のセバスチャン・コー会長が会見を行い、すでに出場が内定している選手についてはその資格を維持することをIOC=国際オリンピック委員会と確認していることを明らかにしました。
陸上の国際競技団体、世界陸連のコー会長は日本時間の27日夕方、東京大会の1年程度の延期が決まったあと初めてとなる日本のメディア向けの会見をテレビ電話形式で行いました。

この中で大会延期に伴う代表選考の扱いについて、「内定選手の資格は維持する。残りの選手の選考については安全の確保を最優先しながらできるだけ早く公平な環境を整える」と述べ、すでに獲得した代表枠や内定を得た選手たちの資格は2021年の東京大会で有効だという考えを明らかにしました。

世界陸連によりますと、こうした方針についてはIOCと夏のオリンピックの国際競技団体との間で26日に開いた会議で確認しているということです。

また陸上では、残りの代表選考にかかわるレースを、ウイルスの収束の状況を見ながらことし9月以降に再開することを念頭に置いているということです。