「根拠ない」“感染予防効果”表示 40余りに是正要請 消費者庁

「根拠ない」“感染予防効果”表示 40余りに是正要請 消費者庁
新型コロナウイルスの感染予防効果をうたっているアロマオイルなど40余りの商品について、消費者庁は27日、新たに、根拠が認められないとして表示の是正を求めました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、消費者庁は、インターネット上で感染予防に効果があるように広告している商品の緊急調査を進めていて、今月10日には、健康食品や空気清浄機など46の商品について表示の是正を求めています。

27日はその追加調査の結果を公表し、新たに、表示の根拠が認められない商品が41見つかり、これらを販売する34の事業者に表示の是正を求めたということです。

商品の中には新型コロナウイルスの感染予防効果をうたった、アロマオイルや、スプレー、それに「新型コロナウイルスに負けない体に」などと表示していた健康食品もあったということで、消費者庁は問題となった表示をホームページで紹介しています。
さらに品薄が続いているマスクの広告についても調査を行い、十分な入荷が見込めないのに「マスク入荷します」などと書かれたチラシを配っていたドラックストアなどの運営会社2社に、景品表示法に基づく再発防止の指導を行ったということです。

消費者庁は引き続き新型コロナウイルスへの効果をうたう広告の監視を続けるとしていて、消費者に対し広告をうのみにしないよう呼びかけています。